ミーハーに生きる。

エンタメ大好き。そんな日々の記録になれば。。。

2019年3月23日 「平成の文学」朝井リョウ×宇垣美里@本のフェス①

朝井リョウ×宇垣美里「平成の文学」対談イベントへ行ってきた。先日の読書会参加のために登録したpeatixでたまたま見つけたもので、本のフェス(読売新聞、DNP主催)のイベントのひとつ。本のフェスを初めて知ったけど、本や読書に触れてもらう一般向けの企画のよう。子ども向けのイベントもありそうだった。

朝井リョウは前から好きな作家で、たぶんだいたい読んでるんじゃないかな。「平成の文学」ってタイトルだし、平成をテーマにした最新刊だったから『死にがいを求めて生きているの』を読んで臨んだ。宇垣アナは話題になった「マイメロ論」くらいから気になって、連載コラムをたまに読んでいる程度だったけど、今回のイベントでより気になる存在に! 4月からフリーになるとのことで期待大。

 

《講演メモ》

お二人登場。宇垣さんめっちゃかわいい!!

朝井「最初に言っておきたい、こんな仰々しいタイトルですが…そのような話はいたしません! それ目的で来た人は立っていただいて大丈夫ですw 後で変えられるって聞いてたのに、このタイトルでチケット配布始まっちゃって…」

とのことで、タイトルよりはもっとフラットな講演内容だった。ここで、朝井さんが準備してきたパワポを表示→「なぜこの組み合わせなのか」

宇垣「え!? パワポですか?w プレゼン形式w」

朝井「パワポ流したいって言ったら、延長コードが足りなくて、急遽隣のビルから持ってきてもらった。すみません。でもこれがないとできないんですけど〜(嫌味な感じでw)って言ってごねたw ありがとうございました」

宇垣「あ! だから開場が少し遅れたんですね〜」

朝井「で、なぜこの組み合わせなのかってことですが、TBSラジオで何度かお会いしてるけど、世界で自分しか観てないと思っていたドラマを宇垣さんも観てたんですよね〜。そこで、この人合うなと。ドラマはこちらなんですけど…」

www.ytv.co.jp

宇垣「これは観ないとっていうセンサーが働きましたね〜香ばしい感じ」

朝井「このドラマで藤原紀香さんは版画家なんですよ。で、紀香さんブログを見にいったら、本気で版画をちゃんと勉強してたんですよね。ノリカ本気だったんだ!と。申し訳ないなと思って反省しました。それで生ノリカを観に行こうと思いまして、舞台に」

www.meijiza.co.jp

宇垣「濃ゆいですね〜」

朝井「そうなんですよ! 友近さん曰く《バーニング四姉妹》ですw 衝撃の3部制で、3部はまさかの熱唱! 舞台ではノリカはじゃじゃ馬な三女っていう世界観で…観に行っていろんな気づきがありました」

パワポ→気付き①生のノリカはすごい

朝井「(藤原紀香さんは)現実とは違う世界にいないと変に見えちゃう。今更だけど、スタイルがいい! 華がある! もうすっかりノリカファンになった。これ明治座なんですけど、常連さん的な煩型が幕間で、ノリカは顔が派手だ、とか言ってるんですよ! キッ!(にらむ顔)って」

パワポ→気付き②明治座語がすごい

朝井「自分が好きな小説の論法とは真逆なんですよね。全部言ってくれる。明治座のメインターゲットはご高齢で、そこに合わせてる。会話で情報が全部わかる。一緒に行った小説家の方が言っていてなるほどと思ったんですけど、高齢者のディズニーランドなんだって。確かに。1日いれるんですよ。でも、私には早かったなって。背伸びしちゃった。全部言ってくれると甘えが出てきて、想像力が失われるんですよ。見たものを見たままに受け取るのは危険だなって。そうするとR-1の観客みたいになっちゃうw 現実はディズニーランドじゃないじゃないですか。で、宇垣さんはそういうことに言葉で中指立ててる人だなって。それで本のフェスってことです」

宇垣「ここで!w」

朝井「見えないものを言葉で表すことで戦っている人だなって」

パワポ→「宇垣アナ 生きていて申し訳ない」のニュース見出し

宇垣「これは、回転寿司に一人で行って、ファミリー席を一人で占領してるときに思ったんですよね」

宇垣さんの連載について

パワポ→情景描写がきれい

朝井「たくさん文章を読んできた人のバランスだなって。文のリズムがいい」

宇垣「本もたくさん読んでますけど、リズムはアナウンサーという職業が関係あるかもしれないですね。読んで読みやすいリズムを意識してます」

朝井「セリフ書くときに声に出して書くのと似てるかも」

パワポ→絶望は人生の標準仕様

朝井「宇垣さんは根底に諦観や絶望がある」

宇垣「私、朝井さんの作品は全部読んでると思うんですけど、朝井さんの作品も読んでて絶望する感じもあって、苦しいんだけどすごい好きなんですよね(会場クスクス、宇垣さん?な顔)」

パワポ→宇垣さんが朝井リョウをほめたりする時間

宇垣「準備がよすぎるw いい話してるのに、なんでみなさん笑ってるんだろうって思った」

朝井「宇垣さんの連載には、楽しんでほしいより中指立てっぞ!を感じる。社会人を3年間経験して、やっぱり忙しいんですよね。そこで最初に削った時間が読書だった。その時、本は最低限必要なものじゃないと感じた。でもそんな中でも読みたくなる本ってあるんですよね。そんな本を書きたいなと思いました。明るい本を読んだからって明日から頑張ろうとは思わないじゃないですか」

宇垣「ほんとそうですね。むしろ苦しいの読んで頑張ろうと思えたり」

ここで、新刊の紹介。入り口にサイン本あるのでぜひ!

朝井「対立をテーマに平成を書くのが難しかった。(朝井、宇垣)二人ともゆとり世代ですよね?」

宇垣「平成3年生まれなのでがっつりです」

朝井「ナンバー1よりオンリー1の時代。でも絶対人と比べてしまう自分がいて。自分の個性って人と比べないとわからないじゃないですか」

朝井「あと、何かあるとすごく怒る人がいて、なんでだろうって。言葉のはけ口がないと自分の輪郭を保てないのかな。対立することで自分を確立してる。秋葉原の事件の調書とか読むと、《社会的に価値がない》って言ってて、自己否定、自滅的な部分、すごいわかっちゃう自分もいるんですよね。仕事できなかった…もうサラダにドレッシングかけてはいけないんだ、あたたかい布団に寝てはいけないんだ、みたいな。」

宇垣「朝井さん自身は作品の中でどのキャラクターに近いとかあるんですか?」

朝井「だいたい作品の中でいちばん気味が悪いキャラがだいたい自分ですね。最新刊だったら雄介、弓削(男)ですかね」

宇垣「えー意外」

朝井「納税額を発表しているのをみると、すごい下がる。納税額って社会貢献度じゃないですか。被害妄想なんですけど。聞こえてない言葉が聞こえちゃう感じ。私の場合は自傷的で、これが自分に向いてるからセーフなんだけど、人に向いちゃったらダメ。でもこれって紙一重なんですよね。秋葉原とか相模原とかの事件調書をすごい読むんですけど、すごいわかりすぎて!! 平成っぽい気がした。で、宇垣さんの《生きてて申し訳ない》にもすごく平成を感じました」

宇垣さんの話に

朝井「宇垣さんはいわれのない中傷を受けがちじゃないですか? アナウンサーがディズニーランドに見える立場でもありますよね」

宇垣「確かに昔から言われやすい体質ですね」

 

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ここから宇垣さんの読書歴の話へ。②へ続く。

 

 

meher-ichi.hatenablog.com

 

 

 

死にがいを求めて生きているの

死にがいを求めて生きているの

 

 

アラサー初めて「読書会」へ行く

先日占いで「人に会うべし」と言われたので、早速出かけてみた。占いについては前回の記事で。 

meher-ichi.hatenablog.com

 

占いから数日後、タイミングよく知り合いから読書会のお誘いが。飽きっぽい私だけど読書はずっと続いている趣味。小説・エッセイを主に、好きな作家に偏りがちなので、いろんなジャンルのおすすめが聞けるといいなと思って読書会へ参加してみた。土曜の10時という、いつも休みの日は昼まで寝ている私にはだいぶ健康的な時間に集合だった。読書会は平日夜か休日午前が多いらしい。なんて健全な会なのか!!

主催の方を含め全部で6人。それぞれ好きな本を1〜2冊持ち寄るスタイル。課題図書があってそれについて話し合うスタイルもあるらしい。今回はフリースタイルだったので、読んで面白かった本、まだ読んでないけど気になっている本、好きな本、他の人が出した本に関連があったから紹介したという本、など、紹介された理由は様々。

 結構話が盛り上がって楽しかった。持ち寄られた本もいろんなジャンルで、読書会後に買った本もあり行ってみてよかったな。まぁ、また参加するかはわからないけど(^^;

読書会は出会いの場、みたいにネットで紹介されている場合もあるけど、確かにそういう側面があるなと。読んだ本の感想を聞くと、その人の趣味嗜好が垣間見えるし「いいな」と思う人がいる可能性もあるんだろうな。私の場合は特に誰とも連絡先を交換することなく帰ってきたけど。私が参加した会は、たぶん25〜35歳くらいの集まりだったと思う。割と意識が高い人、というとディスっているように聞こえるかもしれないが、自分の生活を前向きに生きている人たちだなという印象。私みたいにダラダラ生活している感じの人はいなさそうだった。笑

また機会があれば違う会に参加してみてもいいかな。積極的に人と交流することは今年の目標として、意識していきたいと思う。

読書会で紹介された本は以下。

 

彼女は一人で歩くのか? Does She Walk Alone? (講談社タイガ)
 

 

 

イン・ザ・プール (文春文庫)

イン・ザ・プール (文春文庫)

 

 

 

サイボーグ時代 ~リアルとネットが融合する世界でやりたいことを実現する人生の戦略~

サイボーグ時代 ~リアルとネットが融合する世界でやりたいことを実現する人生の戦略~

 

 

 

働きたくないイタチと言葉がわかるロボット  人工知能から考える「人と言葉」

働きたくないイタチと言葉がわかるロボット 人工知能から考える「人と言葉」

 

 

 

iPhuck 10

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天才を殺す凡人 職場の人間関係に悩む、すべての人へ

天才を殺す凡人 職場の人間関係に悩む、すべての人へ

 

 

アラサージャニヲタが初めて占いに行った話

今年前厄のアラサー。これも経験だ、厄払い行ってみよーと神社へ行った翌日、嵐の活動休止発表で、え…厄払いの意味…と、かなりテンション下がった。で、最近なんとなくモヤモヤするのと、グータンヌーボ2で田中みな実さんの前世を占ってもらった話が気になって、初めて占いへ行ってみた。とりあえずネットで調べて、30分3,000円で霊感的な占いができる占い師さんを予約した。

まず結果として、私は占われるのがものすごい下手だとわかった。そもそも人に自分の気持ちを伝えるのが苦手で、悩みを相談したこともないから「何占いましょう?」の最初の質問からもごもごしてしまうというダメダメぶり。聞こうと思ってた前世を聞きそびれる失態…。でも占い師さんが気のいい関西の姉ちゃんって感じで気さくに進めてくれて、占いの内容はとても興味深く面白かった。

占いは、私の後ろにいる人(背後霊的な?)のメッセージをタロットを使いながら伝えてくれる方法だった。まずは仕事について。今の職業はとても合っているので、続けてOK。今の会社というより、職種が合っているということらしい。好きな仕事だからうれしかった。カードをめくっていくと「うーん、今、結構しんどい? 忙しい?」と聞かれたけど、逆に力が有り余ってる状態でマンネリ気味です、ということを伝えたら、「そっちね〜。心が死んでるカードが出てるよー」って…。マンネリで心が死んでたのかw 仕事が合ってる理由の一つが、ものすごく飽きっぽいことだったから、心が死んでるカードにお互い納得。今、時間があるから、行ってみたかった場所とか興味のあるところに積極的に行って、いろんな人に会うべきだね〜、あとは、文章書いてみたり、SNSで発信してみるのもいいかも。とのこと(なので、これを書いてみてる)後ろの人も、いろんな経験していろんな人に会うべし!と言っているらしい。

次に恋愛。正直、恋愛にほとんど興味がないんだけど、一応占いっていえば色恋を聞くべきかな〜ってノリだったから「私、結婚するんですかね〜」ってふわっとした質問になってしまったw 「結婚は…うん、大丈夫。するよ〜。今、相手は?いないなら、まずは入り口の相手からだよね〜w どれどれ…お、今年いいよ!3月4月と上り調子で、一番いいのが7月!春に出会いがあって、夏に形になりそう」とのことなので、これからに期待!ちなみに2月は全然ダメだったらしい。死神みたいなカード出てたw 「これから女性性が出てくる、セクシーな感じ、女性的な感じを意識してみるといいかも」って言われたけど、ほど遠いジャンルで…。露出とかチープな感じじゃなくて、赤いリップにするとか、ふんわりとしたワンピース着てみるとか、女性らしいアクセサリー付けるとか…らしい。普段ピアスしかつけないんだけど、ちょうど友人が作ったネックレスをプレゼントしてくれることになっているので、これを期にちょっとずつアイテム増やしてみようかな。

好きな人ができにくい、今までものすごく好きになった人がいない、という相談をしたら「人に興味ないんでしょ」とばっさり。今はそれで大丈夫、いろんな人に会えば必ず波長の合う人が見つかるよ、と背中を押してもらった。「仕事とか公の場以外では自分を取り繕わず、言いたいことは言った方がいい。本当は内にものすごい情熱をもっていて、とってもロマンチスト。みんなに好かれようと思わなくて大丈夫。後ろの人が自由になれって言ってるよ。」後ろの人、ものすごく私を心配してくれてるらしいw 

で、後ろの人って誰?と気になって聞いてみたら、きれいな顔をした若い男性で、物書きをしていた人らしい! え、タイプかもw 勝手に相葉ちゃんを想像する私。その人は上(天界)から降りてきてる家族(先祖?)で、他に2〜3人入れ替わりでいつも誰かが見守っていてくれているよ〜とのこと。本当に思っていることを誰にも言わないこと、気持ちを押し殺してしまうクセを少しずつ直していきなさい、と最後に後ろの相葉ちゃん(違)からメッセージ。

ここで、時間切れ。終わってから前世を聞いてないことに気づいた…。次に機会があったらぜひ聞いてみたい。でも根本的に占いとか悩み相談は、相談する側にも多少のスキルが必要だと痛感。もっと質問の仕方を考えてから行くべきだったなぁ。全体的にふわっとした質問で、何を聞きたいのかよくわからない感じで終わってしまって、もったいなかった。人に相談するのは本当に難しい。

今後のこととか色々考えるお年頃だから、占いはいい体験だった。占い内容の「いろんな経験」のひとつ目がこれだったのかも。ものすごく占いを信じているわけではないけど、ひとつのエンターテイメントとして楽しかった。タロットカードとか自分でやっても面白いかも。結果を受けて、まったく嫌な気持ちにならなかったし、むしろ前向きに背中を押してくれる要素が強い。人に話を聞いてもらうのはストレス発散にもなるのかな。あと、背後でイケメンが見守ってくれていると考えると、毎日が楽しすぎる!

3月から運気が上がってくるとのことなので、積極的にいろんな場所に足を運んで楽しみたい。来月は嵐の当落もあるしね!なるべく、いろんな体験をこのブログに書き残すよう心がける!飽きっぽいからどうなるかわからないけど…w

 

ちなみに、占いは「占いの館 千里眼」という、複数人の占い師さんが常駐してるお店で、私は新宿東口店の美琴羽先生に占ってもらいました。

senrigan.info

 

あと、占いに行くきっかけになったグータンヌーボ2はAmazonプライムで視聴可能。年齢の問題か、ハセキョー田中みな実さんの回が面白い。てか、グータンが懐かしすぎる。

www.amazon.co.jp

 

2017年7月21日 尾野真千子が語るテレビドラマ 自分用記録メモ

ずいぶん前の講演会だけど、無くしてたと思ったメモが出てきたので、自分の記録用に。

 

早稲田大学演劇博物館 2017年度春季企画展

「テレビの見る夢−大テレビドラマ博覧会」記念イベント

尾野真千子が語るテレビドラマ 『カーネーション』を中心に】

2017年7月21日(金)18:30−20:00早稲田大学大隈記念講堂 大講堂

 

《講演メモ》

尾野真千子さん、岸和田の祭り(だんじりの)うちわを持って、NHK田中健二ディレクターと登場。

・観客の携帯が鳴る。オノマチ「鳴ってるよー、だれかー」場が和む。

カーネーション』について

・朝ドラに出たのは、親孝行したいなと思って。朝ドラはプレミア。

・役はオーディション。年齢は20〜30歳までで募集。実は、オノマチに受けてもらいたくて30歳まで広げた。脚本の渡辺あやさんは『火の魚』で一緒にやってる。自由に関西弁使えて、「〜あ?」みたいなのができる。イキがいい関西の姉ちゃんをできるのはオノマチしかいない!と満場一致。

 

〜映像流れる『カーネーション』勘助の戦死〜

・オノマチは勘助がいちばん好きな役だった。死んだ時がいちばん泣いた。勘助とずっと一緒だったから。

・「死」が終わりではない。

・「泣くスイッチはありますか?」→オノマチ「企業秘密です 笑。でも、何も考えてない」

・途中で演技をやめた。喜怒哀楽が糸子と似ていた、同一していたから。

・糸子とのギャップ。印象が重なる。芝居は繊細なのにガサツなところしか見せてこない。ケータイゲームばっかりしてる 笑

・半年間。今となっては楽しい思い出。

・テレビドラマは一度放送したら終わりという覚悟でやっているのに、5年も経っている作品を講演会で扱ってくれるのはうれしい。

 

〜映像流れる『カーネーション』夫の戦死〜

・子ども2人を両手に抱えこんだのは、地震の時の姉をお手本にした。

だんじりを前にして泣くシーンは、本当に泣けなかった。ほぼ脚本のト書き通りに演じていた。ロケで100人くらい人が集まってしまった。すごくトイレに行きたくて、カットかかって泣いたまま「おしっこー!」と叫ぶオノマチ。「感動的なシーンなのにごめんなさいねー笑」

・戦後の日本を作ってきたのは母性。

プログレッシブカメラを使用。美術技術の人推薦機材。色鮮やかで繊維の肌理までまで見れる。

 

〜映像流れる『カーネーション』周防さん告白シーン〜

・糸子は洋裁しているのにずっと和装だった。周防さんに会いにいく時洋装になる。

・オノマチ「アップのシーンが多くない?」肌荒れてたから化粧が濃い(厚塗り)

・糸子の「恋愛」は周防さんだけ。

・周防さんのキャスティング。糸子の夫役オーディションで綾野剛に出会う。イメージに合う役がなかったけど、すごいよかったからどこかで出て欲しかった。周防さんにはモデルがいて、めっちゃマッチョ 笑。脚本の渡辺さんは、プロデューサーと綾野さんが食堂で話しているのを見てOK! プロデューサーが長崎出身だから長崎弁だった。

・オノマチは『mother』で綾野くんと共演。2人とも180度違う役だった。

綾野剛はすごい苦労していた役だった。

 

〜映像流れる『カーネーション』オノマチ編ラスト回〜

・ミシンのシーンは台本にはなかった。オノマチが最後にミシンに触りたいと提案。「カーネーション=ミシン」だったから。ポスターと同じようなカットで。

・実際のクランクアップは勘助母が亡くなるシーン。

・芝居に対して「最終回だから!」という気持ちはない。この後夏木マリさんに引き継ぐし、いつも通りに。

・撮影期間は9ヶ月間くらい。(通常は5月〜2月いっぱい)

・役の引き継ぎについて。年齢はメイクで見た目だけ。

・いろんな人たちが力を入れていた。佐藤直紀さんのサントラが素晴らしい!

 

〜映像流れる『カーネーション』糸子がミシンと出会う(ミシンだんじり)〜

・ぶっ飛んだ演出。キラキラ感すごい。リアリズム捨ててる 笑

・台本に「ミシンを引っ張っている男たち」とあり、割とト書きに書いてある。

・オノマチ「なんで走るの?」納得いかなかった。今観ても変なシーン 笑

・グリコみたいなジャンプ。別でスタジオ撮影。いちばん恥ずかしかった。

・田中Dにとっては頑張ったシーン。糸子がミシンと一体化していくシーンで印象的。

 

・「カーネーション」:糸子は植物。岸和田に根をはって生きていく人。「母」の象徴。モデルの小篠綾子さんが亡くなる時、三女がカーネーションを持ってきたのは実話。

・あんまり子育てしないヒロイン。よく泣いてよく笑う。よく寝転がる。舌打ちする。→朝ドラヒロインとしては画期的なキャラクターだった。

 

・オノマチの台本は真っ白。書いてある通りに演じた(メモとかしなかったということ)。『カーネーション』以降は台本いじらなくなった。

・本を読む段階ではどうなるかわからない。その場でやってみて「これやりたい」が出てくる。

小林薫さんのビンタシーン。「本当にビンタしてください!」「おもろいな! オレのビンタは痛くないから」って言ってたのに、うそ!本当に痛い!モミジ出てた!!と、オノマチ。

・昔からちゃんとぶってもらわないとできない。実際にした方が周りの反応がリアル。特に妹たちは子役だったから驚いた顔は本物。

・クリスマスケーキのシーン。どうなるかわからない緊張感がいい方に転ぶ。そんなシーンだった。

 

・ディレクターは6人くらいで、半分くらいは田中Dが担当。

・No.1シーン:田中D「デパートのシーン。制服の」(※売り込み行ったとこだったかな?) オノマチ「初回で歌ったとこ。初のレコーディング。音痴!ものすごい細かい編集した。笑」

・テレビインテレビの演出。台本に書いてあった。循環、サイクルがテーマ。

・舞台からお二人退場。オノマチ、うちわ振りながら「行っちょいでー!」

 

以上。

 

《感想》

オノマチが本当に素敵だった!(髪の毛キレイ)『カーネーション』はリアルタイムできちんと観ていなかったので、この講演会の時は正直わからないシーンも多かった。けどその後、再放送で観てがっつりハマりました。講演会当日、結構長尺でドラマを流してたんだけど、全員が見入っていて、なんならまた感動している人も多くて、本当に愛されている朝ドラなんだなと。朝ドラって(いい意味で)マンネリ感、捨て回的なものがあるけど、カーネーションはそれを感じなかったな。講演会でも触れてた、初回と最終回が繋がって、テレビインテレビになる終わりがキレイで好きだったな。*1 

「大テレビドラマ博覧会」のイベントは結局3つ入れたけど、どれも面白かった! ぜひまたやってほしい。

*1:嵐のハワイライブで、ヘリで来てヘリで帰っていくのも美しかったなぁ。

2017年6月28日 坂元裕二×是枝裕和トークショー 自分用メモ

ずいぶん前の講演会だけど、無くしてたと思ったメモが出てきたので、自分の記録用に。

 

早稲田大学演劇博物館 2017年度春季企画展

「テレビの見る夢−大テレビドラマ博覧会」関連イベント

坂元裕二×是枝裕和トークショー ドラマの神様は細部に宿る】

2017年6月28日(金)18:30−20:00 早稲田大学大隈記念講堂 大講堂

 

《講演メモ》

・1,000人規模の会場!

・是枝監督→早大理工に通っている?*1

・坂元さんも10人程度の脚本の授業したりはしてる。

・以前、対談あり。2年くらい前かな?*2

・坂元さんは放送後は自分の作品観ない。振り返りたくないから 笑

・是枝監督はテレビ好き。

 

〜映像流れる『それでも、生きていく』第2話終わり〜

以下、主に坂元さん談

瑛太くんはひじにうで当てる癖がある。満島ひかりさんの声フェチ。

・2人(瑛太満島ひかり)のことは家族のように思っている。

・俳優さんの声を思い浮かべながら脚本は書いている。

・3話を書いている途中で東日本大震災があったが、作品中では関係ない話にした。

 でも、気持ちの面では影響したかも。

・被害者家族と加害者家族。子供が事件に会うことをテレビで扱う難しさがあった。

・スカートの話は震災後に書いた。

・セリフを書くごとに先の展開を決めていった。書き手が探っている感じがした。

・登場人物の履歴書を書く。

・文哉は改心すると思っていた。が、やっぱりちがうと思って書き直した。

・初稿はいつも練習。

 

〜映像流れる『それでも、生きていく』第5話 ラーメンのシーン〜

・是枝監督:「ラーメン食べながらでいいんで」のセリフ好き。

・坂元さん:食べながら話すシーンが好き。田中裕子さん、樹木希林さんがうまい。久世さんの影響。

・是枝監督は食事の準備や片付けのシーンで会話をさせることが多い。

・加害者〈悪〉、被害者〈善〉として書かない。善悪がはっきりしていると、人間的にリアルに感じないから。

・『誰も知らない』のYOUさんは、本来〈悪〉なのに明るく描かれていた。

大竹しのぶさんがドラマをリアルにしてくれている。

 

〜映像流れる『Woman』第6話 親子丼のシーン〜

・田中裕子さん、小林薫さんのキャスティングは向田邦子さんの影響。お二人ともちょっとダメな軽めな演技がうまい。

・坂元さん:テレビっ子ではなかったが、向田さんは唯一目指すところ。

・人が人を説得するシーンを書くのは恥ずかしい。

・このドラマでは「おいなりさん」がキーだった。

・「私が死んだら〜」のセリフに向かって進んでいたが、満島さんが言えないと言った。小春(役名)は死ぬ覚悟はないから。結局このセリフは入れず。その気持ちに持っていく脚本が書けなかった。

・娘→母になる話。

 

〜映像流れる『いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう』第3話 観覧車のシーン〜

・5話を書いている時に、タイトルを言わせることを思いつき、3話の現場で差し込みをお願いした。

・月9だからもっと派手にしようかと思っていた。東京湾の夜景とか花火とかスキーとか…

・スタッフから「ハッピーエンドありきで!」と言われたが、別れる終わりにしませんか?と提案。でもハッピーエンドで!と頼まれた。

・劇中の「資料的なもの」から感情は読み取れる。レシート、死体検案書、レシピとか

・通常のドラマではクライマックスに説得的なスピーチがあるのが基本。でも言葉で人の気持ちは変わらない。

・普通なら「おじいちゃんの手紙」で改心するが、蓮くんはちがう。「レシート」がキーだった。京都にレシートに日記を書いている人がいて、その方がヒントに。

 

『カルテット』について ※土井裕泰プロデューサー客席に?

・刑事モノとかが流行っている中で、ジャンルがないものだった。スッキリしないことが嫌ではない。

・キャスティングが最初だった。『 Woman』の後、松たか子さんと仕事したい!と思った。土井プロデューサーも同じ気持ちだった。

・メインの4人が決まってからテーマ決めた。TBS側は2組の夫婦の話、『最高の離婚』的なものを希望していたが、坂元さん「1回やったことはやりたくない」

・第3話 おそば屋さんのシーン。上着と背景の色を松さんが気にしていた。稲川淳二(BGM)はシーンを軽くするための演出(ドラマ用に撮ってくれた)。

・向き合って食べるシーン。1人を動かすのがうまい。よそ見をしながら、すずめポスター前に(だったかな?)、満島さんのアイデア。満島さんは書かなくても自分(坂元さん)がやりたいことやってくれる。

・セリフを現場で変えられることはほとんどない。変えられるなら変えてみれば、という気持ち。

 

『歩いても歩いても』について

・亡くなった兄が助けた子が訪ねてくる。その子が太っていて、無駄に大きくなっていた。(阿部寛の長身との対比でもある)

・なんとも言えない気持ちになる。いや〜な感じ。いなくなってから悪口。笑えるけれど残酷な描写。

・是枝作品はその場で言わないで後で言うことが多い。母親がそういう人だったから。

・是枝作品の「姉」のキャラ。実姉が2人いる末っ子長男。登場人物はフィクションだけど、かなり影響出ていると思う。笑

・坂元さんは下に弟妹(?)がいる。家族構成は自分ベースになりがち。

・その人の声で書き始めると寄っていく。

 

以上。

 

《感想》

坂元作品が好きなので、とても楽しく拝聴。作品の裏話を聞いて、改めて見返したくなった。お二人の作品に共通しているところは「食事シーン」という話を聞いて以来、いろんなドラマの食事シーンを注目して見るようになったけど、「芝居が上手い」と言われている人たちは、特に食事シーンの会話が自然な方が多いように感じる。食べる量が不自然だったり、セリフのために食べるタイミングがおかしかったり…ということがない。(逆にそういう俳優さんは気になってしまう)あと、俳優さんの「声」って大事なんだなと。

刑事モノ、医者モノ、弁護士モノ…が幅を利かせているテレビドラマ界で「ジャンルのない」「すっきりしない」ドラマも面白いよ、と伝えたい。最近では視聴率は奮わないけれど、twitterで盛り上がるドラマの一部はこのジャンルだし、また坂元さんに連ドラ書いてもらいたいな。テレビドラマは偏らずに、いろんなジャンルを楽しみたい。それが醍醐味でもあると思うし。

*1:調べたら教授らしい

*2:『世界といまを考える』かな?

2017年5月19日 野木亜紀子×磯山晶トークショー 自分用記録メモ

ずいぶん前の講演会だけど、無くしてたと思ったメモが出てきたので、自分の記録用に。

 

早稲田大学演劇博物館 2017年度春季企画展

「テレビの見る夢−大テレビドラマ博覧会」関連イベント

野木亜紀子×磯山晶トークショー 『木更津キャッツアイ』から『逃げ恥』まで】

2017年5月19日(金)18:30−20:30 早稲田大学小野記念講堂

 

《講演メモ》※前半のメモ紛失のため途中から…

那須田淳さん客席に(TBSのプロデューサー)

『逃げ恥』について

・照れがちょうどいい感じだった。

・ガッキーの髪型を決めるのに1時間半

恋ダンス誕生秘話

星野源に歌わせたい、ガッキーに踊らせたい(ポッキーのCM好き)、『最後から2番目の恋』っぽく作りたい、という金子文紀Dの案。

エンディング制作はビリギャルの撮影隊が撮った。那須田Pつながり。

打ち上げでは全員でダンスした!(古田新太さん以外の)

・知性と多様性

・世の中がやかまし

・理屈を生身の人間にうまく言わせるのが野木さん上手い。

・キャスティングがハマった

・パロディ部分、放映時は各所に許可取ってない。番組名は言ってないからグレーゾーン 笑

 

・野木さんは基本当て書き

・『重版出来!』の準備期間は1年以上

・原作があるドラマを書くときは、原作へのリスペクト、ラブが必要。

・磯山さんはマンガを描く

 

クドカンについて

・『IWGP』テンポ、セリフが新しい!

・『木更津キャッツアイ』創り込んだ。余命宣告や臨終シーン

・『木更津』が9話だったのは、10話の時に裏が「トトロ」だったから。

・『IWGP』の楽しい部分だけを『木更津』で。

クドカンと磯山さんの会話で『八月のクリスマス』『スナッチ』が好き、面白いとの話から作っていった。

・役名は絶対クドカンが決める。

・日常会話を描くのが上手。

・『流星の絆』について

東野圭吾さんから、犯人とトリックの変更はダメとの条件。

東野さんはかなり楽しんで観ていた。毎回(?)放送後にカラオケに行って「Beautiful days」を歌っていた。

テーマ「遺族だって笑ったっていいじゃん」

※メモ書き何についてか忘れた→レコード CD  二重人格 めんどくせー 言葉遣い

 

テレビドラマの魅力は?

・フィクションでしか描けないものがある。

・セリフ、音楽、映像の総合芸術

・ドラマは終わりがある。

・いい現場のドラマは盛り上がっている。

 

以上。

 

《感想》

野木さんは『ラッキーセブン』から名前を認識して、有川浩さん原作の『図書館戦争』シリーズと『空飛ぶ広報室』から大好きだったから話を楽しみにしてた。野木さんはじめ、磯山さん、司会の岡室館長も熱いドラマ愛を語っていて、本当に楽しい2時間だった。磯山さんとクドカンのお話も興味深かった。『IWGP』『木更津』は小学生〜中学生くらいの時に観てたから、かなり刺激の強いドラマで強烈に覚えていて、その制作秘話を聞けてうれしかった。これからもお二人が作り出すテレビドラマを楽しみにしたい。

嵐が好きだ!!!!!

活動休止のお知らせから約10日。今だに実感無いし、気持ちの整理もついていないけれど、これほどまでに「嵐」のことを考えている毎日は初めてだと思う。デビュー前、いわゆるJr.黄金期から彼らを見ている私にとって、あまりにも「当たり前」の存在になっていた。昨年のすばる脱退も悲しかった。滝翼の解散も寂しかった。でも私にはまだ嵐がいる!とどこかで安心していた。だって、そんなそぶり私はまったく感じなかったから。特に2018年末は多幸感に溢れていた。「5×20」ツアーに外れたけど、予想をはるかに上回る日程でand moreが発表されて「みんな入れるよ!」っていう松潤の言葉がとってもうれしかった。滝翼解散、タッキーの表舞台からの引退で、前々から念願だった「8時だJ」の同窓会があった。これ、本当にうれしかった。嵐エイト4TOPSで滝翼囲んで、みんな楽しそうだった。

それが1ヶ月ちょっと前のことだなんて。

ただ、この休止発表は内容は衝撃的で信じられなかったけど、発表の仕方、会見、その後の発信、全てに私の大好きな嵐がつまっていた。「突然」の発表だったけど、休止まで2年も猶予をくれていること。会見がとても楽しそうで、真摯で、相変わらずぎゅぎゅっと集まっていたこと。丁寧にそこに至るまでの過程を説明してくれたこと。発言できる機会では、かならずファンに向けて言葉をくれたこと。書き出したらきりが無いけど、日頃から「こんな嵐だから好き!」と思っていることのオンパレードだった。極め付けは「5人じゃなければ嵐じゃない」と本気で考えていたこと。冗談で言ってるとは思ってなかったけど、いろいろなグループのあり方を見てきて、この選択肢が本当にあることに驚いた。5人が5人とも「嵐」が大好きなんだってわかってうれしかった。

活動休止のお知らせは本当に驚いたし悲しかったけど、この発表から毎日「好き!」が増していく出来事ばかりで、20年間で今がいちばん嵐愛が強いかもしれない。

そして幸運なことに、発表後初のMステの観覧に当たって参加することができた。当たった瞬間はうれしかったけど、前日くらいから緊張が止まらなかった。でも、そこでも私が大好きな「嵐」がいつも通りいた。前日に突然集合時間が2時間以上も早まって、その理由が本番前に観覧のファンに嵐があいさつしたいからだったり、大野くんのあいさつ時に相葉ちゃんが「あ、あ、」とマイクチェックして声がかぶっちゃったり 笑(それに悪ノリするニノだったり)。なかでも、翔くん。「僕らが話したことが全てです。泣かないで、とは言えないけど、今日はテレビの前で見ている人にいつもの嵐を見てもらいたいので、みんなチーム嵐としてよろしくお願いします。」という言葉で、観覧の雰囲気がぐっとまとまった気がした。会見やzeroでも思ったけど、本当に信頼できる人だ。今回は特に翔くんが言って欲しい言葉を伝えてくれているなと。本番は観覧の一体感がすごかった!C&Rもぴったりだったし声出てたと思う。「嵐!」にみんな魂こもってた。いつものライブより嵐と距離が近いことも大きいけど、本当に楽しい観覧だった!観覧を入れてくれたMステさん、盛り上げてくれたスタッフさん、ありがとうございました。

Mステからももう1週間経とうとしてるなんて、この数日本当に時間の流れがよくわからない。ふと、休止を思い出して悲しくなる時もあれば、4月からツアー再開だし、解散じゃないんだから!って前向きになる時もある。はっきり言って情緒不安定 笑。

ひとつ確かなことは、休止までまだ2年弱あるってこと。それまでにツアー入りたいし、20年目の記念日もあるし、アルバム・クリップ集出ると思うし、レギュラー番組もあるし… (あと、密かにPIKA★★★NCHI待ってます)嵐に時間もお金も遣う覚悟できてます! 思う存分遣わせてください!

なんか思ったことをそのまま書いてるから支離滅裂かもしれないけど、変わらず私は嵐が好きだし、2020年12月31日まで全力でついていきます!それ以降のことは正直まだわからない。そもそも私がどうこうできる問題じゃないし。翔くんの「(復活は)あります!」を信じて待ってます。